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TEL. 04-2960-0015

〒358-0026 埼玉県入間市小谷田2-2-20

第1回留学支援事業

 1.留学生の想い
  1-6.Y.Mさん

 英国のシェフィールド大学院にて修士号(公衆衛生)を取得することとなり、この度大変光栄にも惠国際交流財団の第一期奨学生となる機会をいただきました。この機会を生かし、将来はさらに日本社会・国際社会に貢献したいとの思いを抱いています。
 大学時代から、教育や保健分野による開発途上国支援の場で活躍することを目指し、 卒業後は青年海外協力隊としてセネガルに行きました。そこでは主に、母親と子どもに対する保健衛生啓発活動を行い、その経験をきっかけに教育による病気予防や健康促進の大切さを改めて知ることとなりました。その後は協力隊の経験を日本社会に還元するために、 開発教育、 青少年育成、 国際交流事業等に携わってきましたが、今後はまた世界を舞台に活動したいと思い、まずは知識や経験を得るために進学をすることに決めました。
 公衆衛生を専攻した上で再度アフリカに戻り、予防可能な病気で命の危険にさらされる人々を守りたいと考えています。またゆくゆくは、日本を含めた先進国に蔓延る現代病と向き合い、人々の健康を守っていきたいと考えます。「健康」をキーワードに、不平等な世界のバランスを整えていき、日本と国際社会に貢献したいと希望しています。
 イギリスは開発学が進んでいる国です。そこでは自分の強みを生かしながら公衆衛生が学べると信じています。また世界中から志の高い学生が集まる場所でもあり、そうした仲間から学べることも多くあるはずと期待しています。
 大学院に進むこと、ましてや留学することは、決して楽な道のりではないと覚悟しています。しかし将来への展望や志がある限り乗り越えられると信じています。またこのように奨学金を頂ける今、留学に向けてさらに気持ちが引き締まる思いです。支えて下さる方々への感謝を忘れず、日々の改善を目指して楽しく頑張ってきたいです。
 このような有難い機会を頂き、心より感謝申し上げます。

公益財団法人 惠国際交流財団

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